まみずハルカの文章

まみずハルカが綴るエッセイポエム小説日常詩〜

2日間の休み

たった二日の休みの日。連休ってだけで非日常で心が弾む。ふとした瞬間に電子機器のすべての電源を切って、冷たいフローリングの上に腰を下ろす。明日からの2日で何かを変えることができるのだろうか。 私自身の何かを劇的に変えることができるのかと疑問を…

睡眠とわたし

幼少の頃、「今日はずっと起きてる」と決め込んで窓の外を眺めていたことがあった。 暗い部屋の中でも部屋中のものを見ることができる。目の前に色とりどりのきららが舞っていた光景を今でもはっきり覚えている。目的はない。でも、体を起こして目を開けてい…

そんなやみ

泣きたくない。できることなら。 次の日目が腫れるから。 でも、涙は雨が降るのと同じ原理で自然発生的に流れる。 私の行動、表情なんかよりよっぽど自然に降る。 繰り返し、無意識に、そして突然に。 次の朝には晴れている。乾いている。 前日の空の色が嘘…

生き急いでいる。

生き急いでる。 心拍数は上がり、数多の選択を猛スピードで処理する。 なりたい自分になるために、膨大な課題を突きつけ完璧な習慣と意識に自分をがんじがらめにする。 それと並行して、知識を詰め込むもんだからストイックさはエスカレートしていった。 気…

そこにあるのはリアルな他者

意識が自分に向きすぎているから、狂ったように頭を使ってしまう。 意識の全てを他人に向けてみる。 「自分がなにがしたいかが大切」 「自分のために勉強するべき」 繰り返し繰り返し聞いてきた言葉。 それを信じ生きるしかなくなった子供たち。 他人のため…

魔の時間

何度も巡って来る魔の時間。急に、今までやって来たことに興味がなくなり、私自身のことが理解できなくなる瞬間。私は何がしたいのか、何をしたら人に喜ばれるのか社会に貢献できるのか、自分が楽しめるのか。そのどれか一つでも満たされるものが見つかれば…

ピアスプロレス【小説】【完結】

ピアスプロレス(無断転載禁止) とある路地。無数のピアスを顔中に空けた女性たちの張り紙。野獣のように牙をむき出した顔が載せられていた。昔は何の店だったのだろうか、人気のない店舗の前には白黒テレビが無造作に置いてある。よく見るとそのいかれた怪獣…

境界線〜海の公園〜

境界線の恐怖。所属に適したキャラを演じる。それは、所属の数の分だけ存在する。それが交わるであろう空間に恐怖を覚えるのが私の常だった。例えば、繁華街の道。クラスメイトと遭遇するかもしれない。家族と出会うかもしれない。バイト先の人に声をかけら…

猶予期間2

猶予期間。期間があって義務がある。自由に見えてとても窮屈。他の事をやるのは許されない。かといって、やらなきゃいけないことは気が進まない。何をするにもそのことが心に渦巻いて、100%には楽しめない自分がいる。その許しだとか、楽しむことの裁量はど…

バイアス

ふと思い返すと、私はずっと斜に構えすぎていたなと思う。外的なものを真っ向から受け入れるのを阻み、「将来、何に役立つだろう」とか「今の私には必要ない」とか否定したり、それを全力でやってる人を蔑もうとする心のエネルギーが働いていたなと。でも、…

誤解耐性

世界が自分を理解してくれないと思うのは自分自身が「リアルの自分を」曝け出さないことから始まる。と言っても、本音を言うのは怖い。人を馬鹿にする自分も、みんないなくなってしまえば良いと思っている自分も心のどこかに存在しているからだ。その本音は…

ナチュラルな映画

「リップヴァンウィンクルの花嫁」のCocco、「かもめ食堂」の片桐はいり、「めがね」のもたいまさこ、「勝手に震えてろ」の松岡茉優。 カメラを向けられているのに、人間味溢れる演技。いや、演技というか日常以上に自然で圧倒される。私はどうだろう。カメ…

雨が降ったら頑張れる

雨は降ってほしい時に降らない。こんなにも、私は涙を流しているのに空は雨粒一つ落ちる気配がない。今の感情なら静かな雨でも激しい雨でも雨とつくものならなんでも似合うはずなのに。そしたら、ノスタルジーに浸れたり、悲劇のヒロイン気分を味わえるって…

自由な閉塞感

自分で求めることが大切だと人は言う。主体性があって自立できている人に憧れると人は言う。私は、何でも自分で決めてきた。そして、行動してきた。なのにどうして、満足感が得られないのだろう。どうして、こんなにも疲労感が蓄積するのだろう。きっと「何…

いつかの花火

信じられないほどアナログな花火を見に色々な人がやってくる。 夫婦に連れられた小さい子。 それの大きさや色を説明する子。 ベビーカーでスヤスヤ眠る子。 「トイレ行きたい」と連呼する子。 浴衣を着た中学生は、花火そっちのけで足を急がせる。 屋台で食…

ファミリーレストラン

脈略のない汚れは猟奇的な絵に見える。 目を瞑って浮かび上がるのは今日見た人間たち。 ちょうど昨日体得したはずの真人間は、今日に限って通用しなかった。 環境が変われば、自分も変われる。裏を返せば、昔の環境に飛び込むと自分は元に戻るのだ。言動も正…

意識の程度

家から帰ると、クーラーがついていた。正確に言うと、つけっぱなしにしていたのだ。今までは、そんなミスをするような「うっかりさん」ではない。 歯車が狂うという言い回しはかっこいいが、少しおおげさかもしれない。ほんの少し今までの自分と違う感覚がす…

前触れ

カップ麺にお湯をいれ体感3分待ってから、蓋を開ける。 割り箸を割っていつものように麺をすくい上げる。 ストップ。私はその麺をちょうど30秒見つめていた。 何を考えるでもない。ただ、その黄色い麺を無心に目に入れてた。 当然にすること・スムーズに…

私と所属

時間とともに、周りが同類の者になっていくという話は聞いたことがある。小さい頃よりも、どんどんコアになっていく。よく周りにいる5人の平均が自分と言われる。が、これは子供にはあてはまりにくいと思う。性格や家庭環境が違えど、仲良くなる可能性があ…

羞恥心と表現

強くなるためにすっぴんで街を闊歩する。 道に人の姿がないから、ランウェイと仮定して闊歩する。 目的地はスーパーマーケット。 買いたいものは特にない。 着いたら、美味しくなさそうな菓子パンを買うに違いない。 レジには新人のイケメン店員が研修中なん…

公開する壁

大好きなブログでさえ私の1%も書いていない公開する壁はやはり大きい見せれない自分は時が経つにつれて増えるばかり 掘り下げたくない話題は山ほどある いつかもっともっと時間が経ってこの壁が崩壊する日が来るのだろうか 時間が解決してくれるなんてこんな…

他人

入り口だけで判断するのはもったいない。 目についた一曲で一冊で評価を下すべきではない。 無理にでも深ぼると、想像していなかったような面白みが自分に降り注ぐ。 入り口は単純軽率に見える事柄でもその先には奥深さを兼ね備えている可能性は大いにある。…

偽理論

誰しも自分を肯定するような理論や人にすがりたくなるものだ。 自分自身は何も変わってないのに、心が晴れるという人間特有の心理現象。 ある意味、まやかし。気休め。 「信仰こそが救われる手段」という宗教に溺れることが正しいのは分かっている。 確実に…

湯船

あっ、お湯張りすぎた こんな時は頭の先まで、一気に浸かる 水圧を全身に受けるって気持ちいい 顔で感じる水圧は小学校の時のプールに似てる 鼻から空気をぶくぶく出す 絵で描くような小さい泡じゃない 大きい大きい空気泡が暗闇の熱水を噴きあげる 長い髪を…

似た者の発狂

私のかさぶたの方が面白い。 私の膝の方が面白い。足の指の骨のほうが面白いんだから。 みんなつまらない。つまらない。 そこには、舌ピを開けた人も風俗店のキャッチの人もSMクラブのボーイもいなかった。 似た者集団の人間を足して平均したものが私になっ…

ジェットコースター型ハピネス

目の前にやりたくないことがあるわけじゃない。 むしろ、平和な幸せが見え隠れしている気さえする。 でも、時間が平和に過ぎて行ってたくさん笑ってそれで終わりはなんか私にしっくり来ない。人間の短い寿命でこんなことしていて良いのか不安になる。 振れ幅…

セピア色になりたい

歌謡曲の中の人はなんでこうも情熱的でセピア色で人間味溢れているんだろう。 ドライブ行っただけであんなに哀愁深いし、恋愛しただけであんなにも儚く美しい。 この私の日常を切り取ってもなぜか深みが出ない。 透明感があってさらっとしてる。私のセピア色…

美しき海底

私と海底しかない世界を感じた イソギンチャクに守られたクマノミも群れで泳ぐキビナゴも名前が分からない魚たちもお互い理解しあえないけど共存してる 当たり前のようにそこにいて当たり前ように動いて死んでいく そこは真っ青な海は小さいはずなのに 私は…

子供の趣

窓の近くで眠りにつく 時間の概念と価値は頭にない 小さい頃の自分とリンクした 暗闇の中、目を開けてその空間を見つめる 特に強い思いはない 深い暗闇の部屋とそれよりは明るい窓の外 あの時に見た赤い無数の光は見えなかった 感覚的に作用する「寝たくない…

歌謡曲

私が生きた時代ではない 私の親が生きた時代 キラキラと眩しくて、でも影があってどこか湿っぽい 旧友に会うような懐かしさ 生きていない時代への憧れ 誰かに教えられたわけでもないのに自然と体に定着する サラッとした透明な日常を不透明に変える力 情熱的…