まみずハルカの文章

まみずハルカが綴るエッセイポエム小説日常詩〜

日常詩

はたち

小ちゃい「っ」を食べたい。ジャンプしているような躍動感を自分の運動で止めたい。でも、私自身は身軽に飛び跳ねたい。 髪の毛でセーターを編みたい。私の温もりが誰かに伝わればいい。誰かのために、この長い髪を切ってあげる。 バナナは逆から剥くのが正…

そんなやみ

泣きたくない。できることなら。 次の日目が腫れるから。 でも、涙は雨が降るのと同じ原理で自然発生的に流れる。 私の行動、表情なんかよりよっぽど自然に降る。 繰り返し、無意識に、そして突然に。 次の朝には晴れている。乾いている。 前日の空の色が嘘…

いつかの花火

信じられないほどアナログな花火を見に色々な人がやってくる。 夫婦に連れられた小さい子。 それの大きさや色を説明する子。 ベビーカーでスヤスヤ眠る子。 「トイレ行きたい」と連呼する子。 浴衣を着た中学生は、花火そっちのけで足を急がせる。 屋台で食…

ファミリーレストラン

脈略のない汚れは猟奇的な絵に見える。 目を瞑って浮かび上がるのは今日見た人間たち。 ちょうど昨日体得したはずの真人間は、今日に限って通用しなかった。 環境が変われば、自分も変われる。裏を返せば、昔の環境に飛び込むと自分は元に戻るのだ。言動も正…

公開する壁

大好きなブログでさえ私の1%も書いていない公開する壁はやはり大きい見せれない自分は時が経つにつれて増えるばかり 掘り下げたくない話題は山ほどある いつかもっともっと時間が経ってこの壁が崩壊する日が来るのだろうか 時間が解決してくれるなんてこんな…

他人

入り口だけで判断するのはもったいない。 目についた一曲で一冊で評価を下すべきではない。 無理にでも深ぼると、想像していなかったような面白みが自分に降り注ぐ。 入り口は単純軽率に見える事柄でもその先には奥深さを兼ね備えている可能性は大いにある。…

ジェットコースター型ハピネス

目の前にやりたくないことがあるわけじゃない。 むしろ、平和な幸せが見え隠れしている気さえする。 でも、時間が平和に過ぎて行ってたくさん笑ってそれで終わりはなんか私にしっくり来ない。人間の短い寿命でこんなことしていて良いのか不安になる。 振れ幅…

セピア色になりたい

歌謡曲の中の人はなんでこうも情熱的でセピア色で人間味溢れているんだろう。 ドライブ行っただけであんなに哀愁深いし、恋愛しただけであんなにも儚く美しい。 この私の日常を切り取ってもなぜか深みが出ない。 透明感があってさらっとしてる。私のセピア色…

美しき海底

私と海底しかない世界を感じた イソギンチャクに守られたクマノミも群れで泳ぐキビナゴも名前が分からない魚たちもお互い理解しあえないけど共存してる 当たり前のようにそこにいて当たり前ように動いて死んでいく そこは真っ青な海は小さいはずなのに 私は…

人に見せたくないノート

久しぶりに昔書いたノートを発掘した そこには大量の自分が殴り書きで発散されていた すっかり忘れていた過去 見え隠れする闇と未熟な見解 たった一つの共通点 自分の手で自分の心をそのまま書こうとしていること ポエムを作る 曲を作る 物語を作る 日記を書…

心通ずる文章の最後

釘付けになる文章 すっと私の心に入ってきて、頭に沈み込み 読めば読むほど共感の嵐は過ぎ去ることを知らない 尊敬できて話の合うであろう作者 こういう人に日本を任せたいな とか生意気なこと思っちゃう プツン あ、おかしい 先入観か偏見か矛盾か 完璧だっ…

泣くこと

人は泣く時、自分が思っているより大げさに泣いてしまうものだ。 ささいな嫌なことや悔しいことがきっかけになり、過去の辛い時も併せて泣く。 泣くという慣習が、辛い出来事を紐付け大きい何かを形作っていく。 その場の因果関係だけで泣いているはずなのに…

今日もあの浜で

押し寄せる波で測る時間の経過 風の勢いの変遷 私の頬に当たる命の宿った空気 じわじわとした雲の動き 私だけの時間 波が岸壁にぶつかるのと同時に、雑念をぶち壊す コップに汲んだ水じゃなくて 海の広がりが真理

モラトリアム大学生の違和感

高校の時に感じた違和感 今だけ我慢。今だけ校則。今だけ教室。 大学に入ったらもっと自由で、なんでもできて やりたいこといっぱいしてやると思っていた 目の前を見なくても、明るい未来に見続けて笑っていられた 大学の時に感じた違和感 やはり教育機関。…

夜の電車

飲み会からの帰りの道中の一人の寂しさがわからない。なんとも言えない浮遊感がわたしを覆う。会いたくなる人はいないけど、家に帰りたくない。行きつけのバーとかオシャレな居場所はない。だから、ミスドに寄って電車に乗る。いつも見れない赤の他人の顔を…

ロリータのお姉さん

姫カット 病みメイク 黒タイツと膝丈スカートの組み合わせ 目立つピアス 可愛らしいロリータのお姉さんが 椅子に座っていた 顔を上げた時 少し遠くにいた子連れの女性に気づいた ロリータのお姉さん そわそわしだした タイミングをみはからってその女性に声…

白米

炊きたてのご飯 温かさをおかずに食べた ふっくらと炊き上がったご飯 その柔らかさは私の舌を虜にした その優しい甘さは 日本人の奥に眠る優しさを 感じさせる 砂糖という無機質でB級なものより 京料理のような白米が好きだ 温かさをおかずに食べるご飯 毎回…

ガラスの向こう側

電車にて 人を視界に入れたくないから ガラスの向こうを見ようとした でも反射して人が見えた その人たちはガラスの向こう側の私に気づかない 透明人間になったような居心地の良さ 見たくない人の顔もこうしたら堂々と見れた 電車にかかる広告もゆっくり読め…

サンドウィッチのカツ

ふらっとコンビニに寄って 買ったサンドウィッチ 挟まった薄いカツから 駄菓子屋の10円カツが想起した 飲み込んだ瞬間に モワッ 美味しい 美味しくない を感じない 幼少の頃の 味の記憶が モワッ 何かを考えている風に サンドウィッチを頬張る私が遠くに見え…

レベル

小学生の時の私とあの先生は同じ空間に生きた つまり、当時のあの人は私と同じレベル 私が昔好きだった歌手を 好きになったあの子も 当時の私と同じレベル 将来この道を歩く未来の私は 今そこにいるあの人と同じレベル 私の中のレベルは絶対的に存在している…

スーパーに行っても食べたいものが一つもない

スーパーに行っても食べたいものが一つもない 大きい課題が終わった私は、自分へのご褒美として スイーツを買いに来た 必要以上に白い光に照らされた 生クリームたっぷりのスイーツたちが顔をのぞかしている 見た瞬間の期待感は言うまでもない しかし カラフ…

バイト中に考える

バイトの暇つぶしに考えよう バイトの暇つぶしを考えよう 時給発生しながら考えよう 家帰ったら何しよう この後スーパーで何買って帰ろう まだ5分しか経ってない この感覚で5分かよ 先は長すぎて やっていける気がしない この空間に私のものは存在しない 何…

コタツ

いつもない所にポッと現れる 熱を発し、私の足を掴みかかる テレビを見てると まぶたが下がる 横になって見ると いつの間にか眠りに落ちる 冬にしか現れない 足を温めたら 満たされる心 足を伸ばしすぎない 親しみの中の気遣い 追われるものがないという 心…

通学道

何気ない風景 いつもそこにいる蜘蛛 生きているのか死んでいるのか分からないサボテン 人の入っていない美容室 車が見えない曲がり角 さっと通り過ぎる風景 気がつけばよく見る風景 心に刻まれている風景 もう見れない風景 ススキが道にはみ出している ここ…

青い空 中世のすごい人が描いた雲 存在感のある田舎の空 ビルがないから 空が広い ビルがあるから 空が狭い 私の視界を青空が占める 叫んでも 届かない空 笑顔の元が空から舞い降りた 閉じ込められた地球 出られない空間 どこまでも続く空 見えない天井

肘は想像以上に尖っていた

電車の中 今日も肉詰め状態だ 体と体が密着状態だ ゴトン 電車が大きく揺れた時 前にいた女性の肘が 勢いよく私の腹に当たる 後ろを振り返り謝るお姉さん 優しいお姉さん 穏やかになる心と 相反する腹の痛み 肘は想像以上に尖っていた

1980年代平成イメージ

バブル景気 闇金に金借りて借金まみれになる人。 土地を高値で売りさばいて成金になる人。 金はあるのに空っぽになった人。 金もない人。 バブルの恩恵を一切受けず家にこもってた人。 農家、漁師。 派手な人。 その人に憧れを隠しきれない人。 派手に遊んで…

日本顔面芸術

ファンデ塗って チーク入れて アイシャドウ塗って ビューラーして マスカラ塗って アイライナー引いて 涙袋作って リップつけて グロス付ける 顔を見られて区別される。 だから、女子は外に出るには細工が必須。 そうゆう生物。 男子にはわからない。 メイク…

真夜中のジェットコースター

目を覚ますと 忘れてる 昨日の夜あれほど悩んでいた怪物は 姿を消し 心は いつも浄化された状態だ 大事なことが抜けて 心が空っぽになってしまう朝が 怖い あれほど 自分を支配していた感情 あれは私の仮初めの姿なのか それとも 本質的な姿なのか ただ 言え…

教室

放課後 誰もいない教室 消しきれてない黒板 落ちてる鉛筆 貼られた時間割 先生の広い机 私たちの狭い机 夕焼けの空 そこを飛ぶカラス 明け放れた窓 誰もいない校庭 生きている私 机に立つ 大人の目線 初めての感覚 机の質感を感じる素足 伝わる冷気 発熱して…