まみずハルカの文章

まみずハルカが綴るエッセイポエム小説日常詩〜

人に見せたくないノート

久しぶりに昔書いたノートを発掘した そこには大量の自分が殴り書きで発散されていた すっかり忘れていた過去 見え隠れする闇と未熟な見解 たった一つの共通点 自分の手で自分の心をそのまま書こうとしていること ポエムを作る 曲を作る 物語を作る 日記を書…

心通ずる文章の最後

釘付けになる文章 すっと私の心に入ってきて、頭に沈み込み 読めば読むほど共感の嵐は過ぎ去ることを知らない 尊敬できて話の合うであろう作者 こういう人に日本を任せたいな とか生意気なこと思っちゃう プツン あ、おかしい 先入観か偏見か矛盾か 完璧だっ…

社会人

そこの人が泣いている あそこの人が笑っている 感情が交錯する世界 私の計り知れない量の感情と人間 この人たちが泣いて喜んでも、絶望の淵に立ったとしても 私は何も変わらない いくら近くにいてもそれは、なぜか伝染することはない まるで、映画を見て感動…

泣くこと

人は泣く時、自分が思っているより大げさに泣いてしまうものだ。 ささいな嫌なことや悔しいことがきっかけになり、過去の辛い時も併せて泣く。 泣くという慣習が、辛い出来事を紐付け大きい何かを形作っていく。 その場の因果関係だけで泣いているはずなのに…

今日もあの浜で

押し寄せる波で測る時間の経過 風の勢いの変遷 私の頬に当たる命の宿った空気 じわじわとした雲の動き 私だけの時間 波が岸壁にぶつかるのと同時に、雑念をぶち壊す コップに汲んだ水じゃなくて 海の広がりが真理

ロンリー論理

孤独は戦うものじゃない たった一つの自分を持っていた だから、会えた 目先の幸せに何度憧れたことだろう でも、私にはできなかった それをとって、あれを犠牲にすることを。 誰が来ようが私の心の蓄えはきっと変わらない そして、今ありがとうと伝えたい …

特異な人生

漫画みたいな話だな ドラマみたいな話だな 悲劇のヒロインかよ かっこいいヒーローかよ 特異な人生を見せつけられて、自分の人生に陳腐さが際立つ感覚 1秒ごとに劇的に変わる事態・描写・表情 編集されているだけだなんて、理由になっていない 時代の違い・…

都会の中の公園

都会の中のぽっかり空いたオアシス そこだけが時間が動いているようにも止まっているようにも見えた 炎天下の中で日焼けを気にしないで走る子供 眩しさのあまり顔をしかめながら何かを見ているおじいさん 見たくもない携帯の画面を手持ち無沙汰に見ているお…

貧血系酸欠女子

イヤホンからの音が遠のく 視界が狭くなっていく 揺れに対抗する体力が残っていない 手すりに捕まる元気もない このまま視界が減り続けたら 意識を失うことは分かる 私の中の時間という概念が崩壊する恐怖 しゃがみ込んで目を固くつむる ゆっくりとゆっくり…

映像移行型人間

リアルで気持ちが悪い 肌の質感、目の動き、表情の違和感、体の大きさ 欲しい映像補正 欲しい定点カメラ いつまで偶像崇拝してるんだ きれいな偶像を見ていたい 「実際、見てみないとわからないもんだね」 「実物よりかわいい」 「詐欺プリじゃん」 正しいの…

音楽曲music

卒園式の合唱曲 大っ嫌いな音楽の時間に歌った曲 狂ったように一日中聞いていたあの曲 踊った曲 涙を流した曲 今、思い出す この瞬間 当時の自分と共鳴して 興奮して笑って歌って泣いた 懐かしいより先に心の底を揺さぶっていく 私は変わってきた あの時の自…

モラトリアム大学生の違和感

高校の時に感じた違和感 今だけ我慢。今だけ校則。今だけ教室。 大学に入ったらもっと自由で、なんでもできて やりたいこといっぱいしてやると思っていた 目の前を見なくても、明るい未来に見続けて笑っていられた 大学の時に感じた違和感 やはり教育機関。…

夜の電車

飲み会からの帰りの道中の一人の寂しさがわからない。なんとも言えない浮遊感がわたしを覆う。会いたくなる人はいないけど、家に帰りたくない。行きつけのバーとかオシャレな居場所はない。だから、ミスドに寄って電車に乗る。いつも見れない赤の他人の顔を…

無意死期

私が意識しない所で盛り上がる世界 私からしたら私が意識できない世界は存在しない こんな自我をみんなが持っていて、誰のためでもない世界は存在する この意識がなくなったら、やっぱりこの世界はないよ 今見た景色記憶は私しか感じることができなくて、私…

売名と社会貢献

共感を得られなかったら評価はされない見てくれなかったら共感の得ようがない誰も興味ない状態から自分をアピールしなければいけないのだろうか 自己プロデュースが勝負が勝負なのだろうか お笑い芸人になるか、アイドルになるか、アーティストになるか 売名…

筆算アート

芸術家がかいた落書きも価値あるアート作品 ヒエログリフもなんだかおしゃれな象形だ 私が書きなぐっていたあの筆算も それを知らない人が見たらワンダフル ヒエログリフを書いていた人に向けて 私の筆算アートを投げつけたい あの形の数字を読めない人に向…

ロリータのお姉さん

姫カット 病みメイク 黒タイツと膝丈スカートの組み合わせ 目立つピアス 可愛らしいロリータのお姉さんが 椅子に座っていた 顔を上げた時 少し遠くにいた子連れの女性に気づいた ロリータのお姉さん そわそわしだした タイミングをみはからってその女性に声…

世代

大人には分からないと諦めるティーンエイジャー どうせ、おじさんだからと若者に遠慮する年配者 お互いに嫌っているわけではない けど理解されることを諦める 何故か互いに怖く感じる危害を加えられたわけでは無いのに それぞれの世代がそれぞれの世代の中で…

浮世絵

浮世絵は飽きないぱっと見理解できないから 見れば見るほど奇妙な絵怖がらしたいのか笑わしたいのかわからないただ私の目を釘付けにする 部屋の中に飾ろうとは思わない精神衛生上よくないだろ自分が書こうとは思わない精神衛生上よくないだろ でも ふとした…

綺麗事

忙しい人を忙しくない私が のんびりと観察 どうしてそんなにも焦って走っているのだろう 臨場感のない人たち 浮世離れしている私 自分はあんなにせかせか動き回りたくないと思う 必死さ汗を流すこと体力を消耗させること それを美しいと捉えるのだろう 崇め…

遅刻

寝坊したわけではない ゆとりを持って起きたのだ 朝食もしっかり食べたし メイクもしっかりやった なぜか 出発、10分前 洗濯を干していないことに気づく 髪を巻いていないことに気づく お腹の調子が悪くなる 出発予定の5分は必ず遅れる 予期せぬ習慣 ゆっく…

収集

飾り棚にはかけもしないサングラスが 一番上に君臨していて この部屋を支配しているかのようだ ものが持つ独特の雰囲気 使うことで証明される機能美から離れている 飾るために 生まれてきていないものたち 一方通行な サディスティックな趣味 収集 ものは生…

暗闇の映像

パチパチ切り替わる映像 脈絡なく見たものを映し出す 脳内スクリーン 凄まじい速度で切り替わる 見た色よりも鮮やかで 尖った映像 スクリーンに映像が映ったかと思えば スクリーンごとぐにゃぐにゃ曲がって何かが飛び出す 飛び出したものもなぜかスクリーン…

ITの波

ボタン一つで 快楽が手に入る いやボタンという概念さえも存在しない 神経に電気信号を送れば 私はハッピー 世界はハッピー 最新機種のゲームもいらない 松坂牛もうなぎもいらない 欲しいのはその電気信号だけ それが手に入れれば どんな体験もすることがで…

自分の産物

押入れの奥にしまっている過去の自分の産物 あの頃の自分の感情がそのままぶち込まれている A4の赤いノート 開いた瞬間、 その時の空気を感じ 空間を感じ 色を感じる 過去を振り返り 何回も何回も開いたその瞬間 過去の自分を 幼稚と思ったあの日 深いこと考…

卵パック

いつものルート いつもの疲れた足取りで向かう 近所のスーパー 卵が98円で買えたからちょっとハッピー でも冷蔵庫にしまったら そのハッピーも冷蔵保存 私の体に常温で保存できない儚さ いつものルート いつもの疲れた足取りで向かう 近所のスーパー 卵が138…

ナチュラル

ありのままの自分 人と比べない自分 堂々としている自分 人に悪意を持たない自分 素直な自分 いつもニコニコしている自分 姿勢が良い自分 人に干渉しない自分 媚びない自分 ナチュラルを求める私が 一番、不自然 人の歪な部分を 自分から排除させて ナチュラ…

テントウムシ

最近見ていないテントウムシ 毒々しい色合いに 人工的な芸術性をもったテキスタイル 赤色のキャンバスに黒い絵の具を垂らしても あの艶は出ないし パソコンで絵をかいてみても あの質感は 再現できない 緑に映えるテントウムシ それが調和する場所は この世…

履歴

自分しか開かないスマホ 検索履歴を消すという日課 確かに検索したし 私の頭に履歴がある 不安定な自分を受け入れないから外に出る 確かに 家にいた不安定な自分 私の頭に履歴がある 消そうとしても ちゃんとある人生の履歴 もう消さない 絶対、消さない

イヤナコト

一瞬のイライラを減らすために 床に仰向けに寝転ぶ 落ちてる埃、髪の毛と 仲間になった気分 思ったより高い天井を見上げ 嫌な事を床に沈め 忘れようとする 泣いてもしようがない こんな事で私の大切な心がかき乱される 訳にはいかないのだ 埃をためた、髪の…