まみずハルカの文章

まみずハルカが綴るエッセイポエム小説日常詩〜

前触れ

カップ麺にお湯をいれ体感3分待ってから、蓋を開ける。

割り箸を割っていつものように麺をすくい上げる。

ストップ。私はその麺をちょうど30秒見つめていた。

何を考えるでもない。ただ、その黄色い麺を無心に目に入れてた。

当然にすること・スムーズにすることと距離を置いてみる。

感じたことのない違和感。

いつも見ているはずの風景が、鮮明になる瞬間。

 

急に動きを止めて見たり、座ったことのない所に腰をかけてみる。

違和感を覚えるはずなのに、心はとても静か。落ち着いている。

感じていないことがすぐ近くにある。

それだけで、私はこの空間に飽きることはない。

 

普段のペースが狂ってきた。当たり前のペース、今までやってきたペースが体から離れていった。

自分の心拍数と時計の刻みが違うということを改めてわかった気がする。

この時と時の狭間に住む得体の知らない何かに魅入られてしまう恐怖。

避けようともつい見てしまう恐怖を一人感じながら、今日も階段の途中で足を止める。いや、止めてしまう。