まみずハルカの文章

まみずハルカが綴るエッセイポエム小説日常詩〜

夜の電車

飲み会からの帰りの道中の一人の寂しさがわからない。なんとも言えない浮遊感がわたしを覆う。
会いたくなる人はいないけど、家に帰りたくない。行きつけのバーとかオシャレな居場所はない。だから、ミスドに寄って電車に乗る。
いつも見れない赤の他人の顔をじっくり見れる時間。目が合っても気まずくない。話しかけられたくはない。ただ、珍しい私自身を感じるだけ。飲み会に行っていないときの私には分からない感覚。特別誇れるものでもない。
少しの刺激で吹き出してしまう衝動。しかし、私に降り掛かる刺激なんてない。電車の中は男女でわいわい。お持ち帰りのお姉ちゃん。帽子を被ったヤンキーども。あぁ見えて同い年くらいであるという通俗。私はどこに向かっているのか。自信も無ければ、肩書もない。まわりには人はいる。私に話しかける人はいない。