まみずハルカの文章

まみずハルカが綴るエッセイポエム小説日常詩〜

雫の通勤

車の窓を見ると

向こう側の景色がほとんど見えない

 

そこで存在感を露わにするのは

 

雫たちだ

 

雫たちは

思い思いのルートで

駆け抜ける

 

重なり合ったかと思えば分裂し

 

他のやつに目もくれず

爆走するやつもいる

 

風に体を取られそうになりながら

必死にへばりつく

 

下に落ちるのを使命とし

それを遂行する

 

意思はない

 

いや意思という概念が

ないやつらに

エールを送る

 

朝の通勤ラッシュ